高値売却、早期売却を実現!? 不動産売却の上手な進め方とは

不動産売却コラム

不動産を売却する際には、「できるだけ高く売りたい!」「売り出し価格をいくらにするべきか?」など、金額ばかりに意識が向かいがちです。

売却金額を意識することは当然だと思いますが、不動産売却を上手に進めるためには、売却期間についても同じように意識することが大切となります。

今回は、不動産をスピーディーに高く売るためのコツについて考えていきましょう。

不動産査定は複数の不動産会社に依頼しましょう!

不動産の売却は、所有する物件がいくらで売れるのか、不動産会社に売却査定を依頼することから始まります。その際、必ず複数の不動産会社に査定依頼するようにしましょう。

有名な大手不動産会社だけでなく、インターネットを積極的に活用する不動産会社から1社、地元で評判の不動産会社から1社というように、特徴の異なる不動産会社を選択することをおすすめします。

「特定のエリアに強い」「土地の取り扱い実績が豊富」「タワーマンションが得意」など不動産会社ごとに得意分野が違いますので、特徴の異なる不動産会社に査定を依頼することによって、査定価格や売却方法を比較することができます。

不動産会社は、現在の売り出し事例や周辺の成約事例をベースに、現時点での不動産市況や買い客の希望条件などを考慮し、査定額を提示することになります。売却依頼を獲得したいがために、根拠のない高額査定を提示してくる不動産会社もあるので注意しましょう。

不動産の場合、「査定金額」=「売却金額」ではありません。査定金額は「売り出し価格」を決めるための参考値であって、査定額そのものよりも査定根拠の方が重要なのです。査定価格の根拠があいまい、説明できないといった不動産会社は避けるべきだと考えます。

丁寧でわかりやすい、相談しやすい、知識が豊富な担当者を選びましょう!

不動産会社選びと同時に、担当者選びにも十分注意してください。売却査定の担当者が、そのまま売却活動を担当するケースも多いので、当初から「丁寧でわかりやすい」「相談しやすい」「不動産関連知識が豊富」という3つの視点で担当者を見極めていきましょう。

「丁寧でわかりやすい」説明ができるか、「相談しやすい」雰囲気を持っているか、「不動産関連知識が豊富」できちんと根拠を示すことができるか、といった点がポイントとなりますので、とにかくいろんなことを質問してみることが大切です。

若手とベテランでは、どちらを選ぶべきでしょうか?経験豊富なベテランが安心と考える方も少なくないと思いますが、一概にそうとも言い切れません。経験値ではベテランの担当者に軍配は上がりますが、熱意やフットワークでは若手が有利です。こちらからの質問に即答できなくでも、きちんと調べて回答してくれるのであれば問題ありません。不動産仲介は人と人をつなぐサービスですので、あなたが感じた印象は購入希望のお客様も同じように感じるはずです。「この人なら安心して任せられる」という担当者を選びましょう。

売り出し前は、リフォームよりハウスクリーニングを!

少しでも綺麗な状態にするために、売り出し前にリフォームを検討する方が少なくありません。実際に大掛かりなリフォームは有効なのでしょうか?

これについては様々な意見があるとは思いますが、ほとんどのケースで答えはNOとなります。購入する側の立場で考えると、好みでないリフォームはマイナス要因になってしまいますし、近年では自分好みのこだわったリフォームを検討している方も多くなっているからです。リフォームで価格が上乗せされている物件よりも、多少古くても安い価格で買えて、自分好みにリフォームできる物件を探したいといのが、一般的な買い手のニーズと理解しましょう。

売り手側にとってもリフォームは大きなリスクとなります。200万円かけてリフォームしたとしても、そのまま売却価格に200万円上乗せできるとは限りません。リフォーム済みの箇所と未施工の箇所の差が大きくなり、逆効果になる場合も考えられます。売却前のリフォームは慎重に検討することをお勧めします。

しかしながら、室内の汚れが酷いと当然の結果として成約率は下がってしまいますし、値引き交渉の材料にされてしまうことも増えてきます。このような場合は、リフォームに代わって、ハウスクリーニングを検討しましょう。

購入検討者の印象を良くし、スピーディに売却するためにも室内を綺麗にするハウスクリーニングは有効です。部屋の広さにもよりますが大体10万円前後がハウスクリーニングの相場となります。売却前に、一度ご検討ください。

不動産売却時の媒介契約では、契約期間3ヵ月というのが一般的で、売れ行きが悪いと6ヵ月、9ヵ月、1年と長期化していくことになります。販売期間が長期化すると売れ残り感が出てくるため、実務的には値引きを求められることが増え、結果として高値売却が難しくなってしまいます。 最初の3ヵ月で売り切ることを目指す意味でも、「不動産査定は複数の不動産会社に依頼」「丁寧でわかりやすい、相談しやすい、知識が豊富な担当者を選択」「リフォームではなく、ハウスクリーニングを優先」の3点を意識して、売却活動をスタートしましょう 。

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